Ballettguttene (2014) ★★★
ルーカスが超絶イケメン。ノルウェイでバレエをやってる3人の成長物語。プロになってバレエだけで生活できるのはほんの一握り。そんなバレエの世界に挑戦するか、普通に勉強して普通の仕事につくか、中学から高校に上がる時期に、3人に選択が迫られる。
就職活動を思い出した。彼らとは大違いだった。就活の場合は、努力とか成績とか、そういうのはほとんど関係なかったと感じている。面接をこなしていけば、どこかからは内定がもらえる。特に入りたいという会社もなかった。
彼らはバレエがやりたいからバレエのオーディションを受けていた。自分の就職活動みたいに、とりあえずやらなきゃ卒業後は収入がなくて、食べていけないからやるって感じではなかった。
ただ、3人のうちのシーベルトは、バレエをやめようかと本気で悩んでいた。練習にすら来なくなった時期もあった。彼が悩んでいたのは、バレエをやっていてほんとにいいのか、将来大丈夫なのかという問題であり、単にめんどくさくなったとか、つらいとかいう甘えではなかった。
バレエスクールのオーディションを受ける3人。合格発表の瞬間は、見ていてほんとにどきどきした。
バレエは、スポーツというよりかは、エンターテイメントの一種だと思う。野球やサッカーのように、はっきり成績が出るわけではないし、必ずしも日々の努力が実るというわけではない。先の見えない世界だと思った。
ただ、ルーカスの場合は、3人の中でも、明らかに一番かっこいいし美しい。このルーカスがプロになれないなら、他に誰がプロになれるんだと思うぐらいの魅力があった。他2人の行く学校からはもちろん合格をもらい、さらにそこよりもレベルも高い一流のバレエ団体から、彼だけにオーディションのオファーが来る。そして、2000人の中の30人(←あいまい)に選ばれる。
ほんとに好きで、努力を惜しまず取り組んでいけるものがあるということは、大事だと思った。ルーカスが着ていたレザージャケットがかっこよかった。ダンディなひげを生やした、父親もかっこよかった。
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