HOMESICK (2012) ★★
職を失い一人でどうしようもなく一軒家にいる若者が、悪戯をしに来た3人の子供たちに元気をもらう話。正直言って面白くはなかったが、こんな駄目なやつもいるんだと、前向きな気持ちになった。
駄目なやつとは言っても、会社がつぶれてしまったことが原因なので、本人のせいではない。それなのに、しっかり自立して不動産屋で働いている幼馴染の女に、「健二君はほんとどうしようもないね」とか言われていて、何もわかっていない女だなと思った。
職を失っても、考えようによっては、自由になったととらえることができる。健二と職場の仲間たちはそう言っていたが、いざ何もすることがなくなると、落ち込んでいくのだった。そんなときに悪戯3人組が、健二のところにやってきて、多少なりとも彼は救われる。
玄関に置いてある犬の置物の顔が何度もアップになったりして、あれはいるのかとか思ったが、言葉で説明する映画ではなくて、感覚的な映画なのだと思う。気に入った場面はというと難しいが、健二と不動産屋の女との絡みを見ていて、かつて一緒に学校に通ったクラスメイトたちに同窓会で久しぶりに会った時など、ああ、こいつは落ちぶれたなとか、言葉に出さずとも思われていそうで怖い。そういう場面で、成功したと思われる人がいたとしたら、どういう人だろう。
2014/09/15
2014/08/07
星になった少年 Shining Boy & Little Randy (2005)
星になった少年 (2005) ★★
象使いになろうとタイで修行を積み、20歳の若さでなくなった坂本哲夢さんを描いたもの。実話に基づいている。原作は「ちび象ランディと星になった少年」。主演の柳楽優弥くんは、初めての映画主演作「誰も知らない」で最年少記録で男優賞を受賞。「星になった少年」は、彼の主演二作目。一作目の成功で、世界から注目されていたとしたら、この作品を観てがっかりした人は多かったかもしれない。
家族で動物プロダクションを経営しているテツム(柳楽優弥)は、学校で動物くさいと馬鹿にされて、仲間はずれにされていた。いろんな動物を飼っている少年なんて、人気ものになりそうなものだが、テツムが触るもの、蹴り返したサッカーボールまで、動物臭が感染したということで、気持ち悪がって誰も触らない。徹底した差別だった。
学校に通っていても楽しくないし、人間とかかわるより、動物とかかわっていたほうが幸せだったテツムは、象使いになろうと、思い切ってタイに修業しに行くことにする。中学生が1人でタイに行くっていうので、どうなるのだろうとわくわくして観ていたのだが、いざタイに移り住んだテツムや周りの環境を観ていても、異国らしさ、非日常な感じがあまり感じられなかったので残念だった。なんとなくタイ語を話せてしまい、言葉の壁を痛感することもなく、現地の同年代の子たちともすんなり仲良くなってしまうし、そこらへんが原因で、思い切って外国に移り住んだというカタルシスは感じられなかった。また、タイでの2年の修行を経て、日本に帰ってきたときも、周りの反応が薄すぎるのである。観ている側としては、帰国してきたテツムへの歓迎であったり、家族のリアクションの描写は見たいところである。軽いあいさつ程度のこともなく、今までどおりクラスで退屈そうに授業を聞いているテツムの姿があるだけだった。家族との再会の場面もなく、今までどおりファームで象とそこにいるだけだった。まさかと思って巻き戻して見返したぐらい、あっさりしていた。
あと、タイでの場面で、テツムが滝に落ちかけて、助けてぇ、となっているときに、今までなついてくれなかった象がやってきて、鼻を伸ばしてテツムを助けるというのがある。それで象とテツムの間に信頼関係が生まれるというわけだが、いまどきこんなのを見せられても…。
象使いになろうとタイで修行を積み、20歳の若さでなくなった坂本哲夢さんを描いたもの。実話に基づいている。原作は「ちび象ランディと星になった少年」。主演の柳楽優弥くんは、初めての映画主演作「誰も知らない」で最年少記録で男優賞を受賞。「星になった少年」は、彼の主演二作目。一作目の成功で、世界から注目されていたとしたら、この作品を観てがっかりした人は多かったかもしれない。
家族で動物プロダクションを経営しているテツム(柳楽優弥)は、学校で動物くさいと馬鹿にされて、仲間はずれにされていた。いろんな動物を飼っている少年なんて、人気ものになりそうなものだが、テツムが触るもの、蹴り返したサッカーボールまで、動物臭が感染したということで、気持ち悪がって誰も触らない。徹底した差別だった。
学校に通っていても楽しくないし、人間とかかわるより、動物とかかわっていたほうが幸せだったテツムは、象使いになろうと、思い切ってタイに修業しに行くことにする。中学生が1人でタイに行くっていうので、どうなるのだろうとわくわくして観ていたのだが、いざタイに移り住んだテツムや周りの環境を観ていても、異国らしさ、非日常な感じがあまり感じられなかったので残念だった。なんとなくタイ語を話せてしまい、言葉の壁を痛感することもなく、現地の同年代の子たちともすんなり仲良くなってしまうし、そこらへんが原因で、思い切って外国に移り住んだというカタルシスは感じられなかった。また、タイでの2年の修行を経て、日本に帰ってきたときも、周りの反応が薄すぎるのである。観ている側としては、帰国してきたテツムへの歓迎であったり、家族のリアクションの描写は見たいところである。軽いあいさつ程度のこともなく、今までどおりクラスで退屈そうに授業を聞いているテツムの姿があるだけだった。家族との再会の場面もなく、今までどおりファームで象とそこにいるだけだった。まさかと思って巻き戻して見返したぐらい、あっさりしていた。
あと、タイでの場面で、テツムが滝に落ちかけて、助けてぇ、となっているときに、今までなついてくれなかった象がやってきて、鼻を伸ばしてテツムを助けるというのがある。それで象とテツムの間に信頼関係が生まれるというわけだが、いまどきこんなのを見せられても…。
2013/10/05
ナイトチャイルド (1990)
Child in the Night (1990) ★★
イライジャ・ウッド主演。ポスターなどで大きく載せられている割には出番はそれほど多くない。90年の作品であるが、ポケベルが出てきた。ピピピとなって、それを合図に電話をつなぐのだった。
目の前で父親を殺害されたルーク(Elijah Wood)は、唯一の目撃者として、警察から証言を求められるが、ショックのあまり、何も覚えていない。精神科医のホリスは、もともと児童専門だったが、ある事件がトラウマとなって、第一線から退いていた。しかし、ルークから慕われてしまい、彼の記憶を呼び起こそうと奮闘することになる。
一体犯人は誰なのかと、サスペンス的ではあるが、メインとなるのは、犯人を追う刑事と、ホリスのラブロマンス。ホリスの心の傷は、刑事とキスしたりすることで(キスしてたっけな)癒えていく。テレビドラマ的展開。可愛い子役と、ラブロマンスと、サスペンスのハラハラ感をそれなりに入れておけば数字とれるだろ、といった感じに。実際にテレビ映画。
ネタバレになるが、犯人は、ピーターパンに出てくるフック船長みたいな鍵づめで、邪魔者を次々と殺害していく。よろよろと歩いている割には、窓ガラスを突き破ってきたり(画像9)まるでゾンビのようだった。
イライジャ・ウッド主演。ポスターなどで大きく載せられている割には出番はそれほど多くない。90年の作品であるが、ポケベルが出てきた。ピピピとなって、それを合図に電話をつなぐのだった。
目の前で父親を殺害されたルーク(Elijah Wood)は、唯一の目撃者として、警察から証言を求められるが、ショックのあまり、何も覚えていない。精神科医のホリスは、もともと児童専門だったが、ある事件がトラウマとなって、第一線から退いていた。しかし、ルークから慕われてしまい、彼の記憶を呼び起こそうと奮闘することになる。
一体犯人は誰なのかと、サスペンス的ではあるが、メインとなるのは、犯人を追う刑事と、ホリスのラブロマンス。ホリスの心の傷は、刑事とキスしたりすることで(キスしてたっけな)癒えていく。テレビドラマ的展開。可愛い子役と、ラブロマンスと、サスペンスのハラハラ感をそれなりに入れておけば数字とれるだろ、といった感じに。実際にテレビ映画。
ネタバレになるが、犯人は、ピーターパンに出てくるフック船長みたいな鍵づめで、邪魔者を次々と殺害していく。よろよろと歩いている割には、窓ガラスを突き破ってきたり(画像9)まるでゾンビのようだった。
2013/08/20
ムーンライズ・キングダム (2012)
Moonrise Kingdom (2012) ★★
カラフルでホップな映像の割には、サム(Jared Gilman
)には両親がいなかったりして、さびしい話だと思った。正直言って全然面白くなかった。サムとスージーが浜辺でディープキスするシーンはなかなかすごいと思った。おっぱいも触っていた。映像がとても綺麗で、特にオープニングなんかは見入った。半ズボン姿のサムの足もきれいだった。(画像1)
とにかくツッコミがまったくない。ボケっぱなし。笑ってしまうぐらい面白いわけでもない。唯一、テントに泊まっていたサムとスージーが大人たちに見つかったときに、おじさんがダッシュで向かってくる場面はツボにはまった。(画像2)
見どころは、ボーイスカウトの制服姿の子供たち。時代設定が古いので、短い半ズボンをはいている。(画像3)これだけの映像美で観られる足。(脚フェチの人向け)それから、スージーの弟3人も可愛かった。(画像4)
カラフルでホップな映像の割には、サム(Jared Gilman
)には両親がいなかったりして、さびしい話だと思った。正直言って全然面白くなかった。サムとスージーが浜辺でディープキスするシーンはなかなかすごいと思った。おっぱいも触っていた。映像がとても綺麗で、特にオープニングなんかは見入った。半ズボン姿のサムの足もきれいだった。(画像1)
とにかくツッコミがまったくない。ボケっぱなし。笑ってしまうぐらい面白いわけでもない。唯一、テントに泊まっていたサムとスージーが大人たちに見つかったときに、おじさんがダッシュで向かってくる場面はツボにはまった。(画像2)
見どころは、ボーイスカウトの制服姿の子供たち。時代設定が古いので、短い半ズボンをはいている。(画像3)これだけの映像美で観られる足。(脚フェチの人向け)それから、スージーの弟3人も可愛かった。(画像4)
2013/07/21
ザ・チャイルド (2012)
Come Out and Play (2012) ★★
「ザ・チャイルド」 ¿Quién puede matar a un niño? (1976)のリメイクバージョン。映画館で公開されて、そのあとすぐにレンタルショップに並んでいた。76年版を忠実にリメイクしている。一番印象に残っている、男の子が銃殺されるシーンもあった。男の子たちが女の人の死体の服を脱がせているシーンは変わっていた。
やはり、新しさが目立ってしまって、オリジナルの不気味さがなくなっていた。ロケ地は同じなのだろうか。とても美しい島。あんな子供たちさえいなければ行ってみたい。
気味の悪い子供たちと言えば、「最後通告」という映画も思い出す。あの映画では、逆に子供たちが突然いなくなってしまう。うろ覚えだが、たしか子供たちだけの間で変な宗教?みたいなのが流行って・・・だったような。ダークなファンタジーであった。
「ザ・チャイルド」 ¿Quién puede matar a un niño? (1976)のリメイクバージョン。映画館で公開されて、そのあとすぐにレンタルショップに並んでいた。76年版を忠実にリメイクしている。一番印象に残っている、男の子が銃殺されるシーンもあった。男の子たちが女の人の死体の服を脱がせているシーンは変わっていた。
やはり、新しさが目立ってしまって、オリジナルの不気味さがなくなっていた。ロケ地は同じなのだろうか。とても美しい島。あんな子供たちさえいなければ行ってみたい。
気味の悪い子供たちと言えば、「最後通告」という映画も思い出す。あの映画では、逆に子供たちが突然いなくなってしまう。うろ覚えだが、たしか子供たちだけの間で変な宗教?みたいなのが流行って・・・だったような。ダークなファンタジーであった。
2013/06/10
リトル・ブッダ (1993)
Little Buddha (1993) ★★
allcinemaの解説の書き出しに、「世評は必ずしも芳しくなかったが、」とある。たしかに退屈した。宗教が絡んだ作品は多いが、仏教を取り上げたこの作品は、何となく日本人としてなじみやすい考え方だと思った。森にこもってずっと静かにしているなんて、西洋の人たちにとっては考えられないことかもしれない。
アメリカに住むジェシー(Alex Wiesendanger)の所にいきなりお坊さんたちがやってきて、だれだれの生まれ変わりだ、と言われる。意外にもジェシーの両親はちゃんと話を聞き、父親はジェシーを連れてブータンに飛ぶ。
現地に着くと、ジェシーは他の生まれ変わりの候補者2人と一緒になる。さまざまな試練(?)を乗り越えて、結局3人とも生まれ変わりだということに。
シッダールタを演じていた俳優がかっこいいなと思ったら、キアヌ・リーヴスだった。アジアっぽい顔をしていると思ったのはメイクのせいだった。西洋の人たちから見た仏教の話という感じだった。
allcinemaの解説の書き出しに、「世評は必ずしも芳しくなかったが、」とある。たしかに退屈した。宗教が絡んだ作品は多いが、仏教を取り上げたこの作品は、何となく日本人としてなじみやすい考え方だと思った。森にこもってずっと静かにしているなんて、西洋の人たちにとっては考えられないことかもしれない。
アメリカに住むジェシー(Alex Wiesendanger)の所にいきなりお坊さんたちがやってきて、だれだれの生まれ変わりだ、と言われる。意外にもジェシーの両親はちゃんと話を聞き、父親はジェシーを連れてブータンに飛ぶ。
現地に着くと、ジェシーは他の生まれ変わりの候補者2人と一緒になる。さまざまな試練(?)を乗り越えて、結局3人とも生まれ変わりだということに。
シッダールタを演じていた俳優がかっこいいなと思ったら、キアヌ・リーヴスだった。アジアっぽい顔をしていると思ったのはメイクのせいだった。西洋の人たちから見た仏教の話という感じだった。
2013/05/02
ぼくたちのムッシュ・ラザール (2011)
Monsieur Lazhar (2011) ★★
観る映画を選ぶときに、ほとんど下調べをしないままパッケージやタイトルだけで選ぶことが多いが、それでも何となくイメージしている内容とはまるで違ったということがたまにある。この映画もそうで、邦題やパッケージから連想されるほのぼのした感じは映画を観はじめるや否やなくなった。なかなか退屈だった。
自分が教えていた教室で自殺するなんて、先生としてはあるまじき行為だと思った。先生の自殺後、突然ムッシュラザールという教師がどこからともなくやってきて、教壇に立つのだが、話が飛躍しすぎている気がしてその時点でついていけなくなった。謎のムッシュラザール先生がクラスの子供たちに向ける優しい表情が不気味にも感じた。男の子たちより、アリスという美少女の存在感が強かった。キャラが立っていたし、しっかり演じていた。
観る映画を選ぶときに、ほとんど下調べをしないままパッケージやタイトルだけで選ぶことが多いが、それでも何となくイメージしている内容とはまるで違ったということがたまにある。この映画もそうで、邦題やパッケージから連想されるほのぼのした感じは映画を観はじめるや否やなくなった。なかなか退屈だった。
自分が教えていた教室で自殺するなんて、先生としてはあるまじき行為だと思った。先生の自殺後、突然ムッシュラザールという教師がどこからともなくやってきて、教壇に立つのだが、話が飛躍しすぎている気がしてその時点でついていけなくなった。謎のムッシュラザール先生がクラスの子供たちに向ける優しい表情が不気味にも感じた。男の子たちより、アリスという美少女の存在感が強かった。キャラが立っていたし、しっかり演じていた。
2013/04/13
海賊の町 (1984) <未>
La ville des pirates (1984) ★★
今のうちに書き記しておかないと忘れてしまいそうなので軽く感想を。出演しているMelvil Poupaud君が可愛い。くるっとした巻き髪など彫刻作品のよう。
ストーリー性を排し感覚的に仕上げた作品は、自分の感性と合わない時は本当に疲れる。英語字幕を必死に目で追ったがかなり抽象的でついて行けず置いてけぼり。斬新な映像のつなぎ合わせは目を見張るものがあったので何とか見続けることが出来た。気味が悪くどこか耽美的な雰囲気は「蒸発旅日記」に似ていると思った。ただ映像のセンスは「蒸発旅日記」と比べるとこちらのほうが格段に上だと思う(あの映画の場合はとにかくセットが安っぽくてだめだった)。
サン・セバスチャン(スペイン)の海岸沿いが舞台。美しい風景が見られる。イシドールは得体のしれない美しい男の子を目撃し惹かれていく。その子は周りの大人をナイフで突き刺し殺していく。イシドールも一緒になって血の海と化した床の上に紙で作った船を浮かべて火をつける。かなりサイコな内容。Melvil Poupaud君の出番は少ない。
今のうちに書き記しておかないと忘れてしまいそうなので軽く感想を。出演しているMelvil Poupaud君が可愛い。くるっとした巻き髪など彫刻作品のよう。
ストーリー性を排し感覚的に仕上げた作品は、自分の感性と合わない時は本当に疲れる。英語字幕を必死に目で追ったがかなり抽象的でついて行けず置いてけぼり。斬新な映像のつなぎ合わせは目を見張るものがあったので何とか見続けることが出来た。気味が悪くどこか耽美的な雰囲気は「蒸発旅日記」に似ていると思った。ただ映像のセンスは「蒸発旅日記」と比べるとこちらのほうが格段に上だと思う(あの映画の場合はとにかくセットが安っぽくてだめだった)。
サン・セバスチャン(スペイン)の海岸沿いが舞台。美しい風景が見られる。イシドールは得体のしれない美しい男の子を目撃し惹かれていく。その子は周りの大人をナイフで突き刺し殺していく。イシドールも一緒になって血の海と化した床の上に紙で作った船を浮かべて火をつける。かなりサイコな内容。Melvil Poupaud君の出番は少ない。
2013/02/28
あの、夏の日 (1999)
あの、夏の日 (1999) ★★
呆けかかっているおじいちゃんと、いつも考え事ばかりしていて、呆けたような表情を浮かべている孫の由太(ぼけ太と呼ばれている)の話。おじいちゃんは、よその家の葬式に勝手に入り込んで、ラジオ体操を始めてしまうほど呆けている。
しかし、本当に呆けていたのだろうか。おじいちゃんが空を飛んでいたり、タイムスリップしたりと、この映画は全体的に何がどうなっているのかよくわからなかった。ぼけ太少年の空想も混じっているのかな。
おじいちゃんの家に着いて緊張気味なぼけ太。そんな彼におじいちゃんが最初に放った一声が「んん!」(顎をしゃくってそこに座れということを意味している)。目の前に座ったぼけ太に向かっていきなり「通信簿見せい!!」。おそるおそる通信簿をおじいちゃんに手渡すぼけ太。次の瞬間おじいちゃんは通信簿をくしゃくしゃに丸めてゴミ箱にポイ。この映画の中でぼけ太が時々発する「ひいっ」が可愛かった。ちなみに、当時中学生だった宮崎あおいのヌードシーンも含まれている。
呆けかかっているおじいちゃんと、いつも考え事ばかりしていて、呆けたような表情を浮かべている孫の由太(ぼけ太と呼ばれている)の話。おじいちゃんは、よその家の葬式に勝手に入り込んで、ラジオ体操を始めてしまうほど呆けている。
しかし、本当に呆けていたのだろうか。おじいちゃんが空を飛んでいたり、タイムスリップしたりと、この映画は全体的に何がどうなっているのかよくわからなかった。ぼけ太少年の空想も混じっているのかな。
おじいちゃんの家に着いて緊張気味なぼけ太。そんな彼におじいちゃんが最初に放った一声が「んん!」(顎をしゃくってそこに座れということを意味している)。目の前に座ったぼけ太に向かっていきなり「通信簿見せい!!」。おそるおそる通信簿をおじいちゃんに手渡すぼけ太。次の瞬間おじいちゃんは通信簿をくしゃくしゃに丸めてゴミ箱にポイ。この映画の中でぼけ太が時々発する「ひいっ」が可愛かった。ちなみに、当時中学生だった宮崎あおいのヌードシーンも含まれている。
2013/02/03
鏡 (1975)
Zerkalo (1975) ★★
もしこの「鏡」が映画館で上映するとなっても、やってくるのは本当の映画好きだけだろうな。その人たちはこの映画をどう思いながら見ているのか気になる。監督によっては、自分で撮っていながら、自分でも何が言いたいのか分からない人もいるらしいが(「スウィート・ムービー」を撮っているときのドゥシャン・マカヴェイエフ監督はそうだったらしい)タルコフスキー監督はさすがにそんなことはないのかな。比べるものじゃないかもしれないけどビクトル・エリセの「ミツバチのささやき」は初めから終わりまで釘付けになった。しかしこの映画は途中眠気を感じた。
「ノスタルジア」や「サクリファイス」など、この監督の映画は何本か観たことあるけど、字幕を読むにしても意味がわからない。読まなくてもいいようなもんじゃないかと思える。そんなときは無理矢理字幕を音読する。そうしているうちに映画を観ているというより、詩を読んでいるような気分になった。新しい映画の見方を発見した気がした。
楽しもうとか思って見るものじゃないな。絵画のような映像は綺麗だと思った。「鏡」の中の芸術作品のようなキャプ画を見てみてください↓
もしこの「鏡」が映画館で上映するとなっても、やってくるのは本当の映画好きだけだろうな。その人たちはこの映画をどう思いながら見ているのか気になる。監督によっては、自分で撮っていながら、自分でも何が言いたいのか分からない人もいるらしいが(「スウィート・ムービー」を撮っているときのドゥシャン・マカヴェイエフ監督はそうだったらしい)タルコフスキー監督はさすがにそんなことはないのかな。比べるものじゃないかもしれないけどビクトル・エリセの「ミツバチのささやき」は初めから終わりまで釘付けになった。しかしこの映画は途中眠気を感じた。
「ノスタルジア」や「サクリファイス」など、この監督の映画は何本か観たことあるけど、字幕を読むにしても意味がわからない。読まなくてもいいようなもんじゃないかと思える。そんなときは無理矢理字幕を音読する。そうしているうちに映画を観ているというより、詩を読んでいるような気分になった。新しい映画の見方を発見した気がした。
楽しもうとか思って見るものじゃないな。絵画のような映像は綺麗だと思った。「鏡」の中の芸術作品のようなキャプ画を見てみてください↓
2013/01/26
好奇心 (1971)
Le souffle au coeur (1971) ★★
ルイ・マルという監督の映画。ツタヤに行くと監督別にDVDが並べられたりしてあって、いままでは映画を見るときに監督なんて気にしたことなかったけど、最近は少し参考にしている。ルイ・マルは「さよなら、子供たち」を撮った監督。
これもマザコン少年の話だった。最近よく見る。選んでいるわけじゃなくてたまたま。もう少し主役のBenoît Ferreuxが可愛かったらな。マザコン度はどんどんエスカレートしていって、ラストはお母さんとベッドイン。でも直接的な描写はない。この前のベルトルッチの「ルナ」のほうが過激だった。
ああいう兄貴たちがいたら楽しいだろうな。親がしばらく旅行で家を離れるとなると、すかさず女の子たちを家に招待してパーティーを催すし、娼館にも連れて行ってくれる。「ほうれん草テニスを知ってるか?」と、食事に出されたほうれん草を投げあう。
外国の子供たちは大人っぽくみえるので、お母さんに甘えるのがまだ許せる年頃だったとしても、マザコンに見える。ローランがお母さん以外に興味を持った女の子といい感じになったときの「経験はあるの?」「半分だけ」「どういうことよ?」「説明しづらいんだ」というやりとりが面白かった。兄貴たちに連れて行ってもらった娼館で、ローランが裸でお姉さんの上に乗っかっているころを兄貴たちに邪魔されたので半分と言っている。ジャズがよく使われていて、おしゃれだったけれど、面白くない映画だった。
ルイ・マルという監督の映画。ツタヤに行くと監督別にDVDが並べられたりしてあって、いままでは映画を見るときに監督なんて気にしたことなかったけど、最近は少し参考にしている。ルイ・マルは「さよなら、子供たち」を撮った監督。
これもマザコン少年の話だった。最近よく見る。選んでいるわけじゃなくてたまたま。もう少し主役のBenoît Ferreuxが可愛かったらな。マザコン度はどんどんエスカレートしていって、ラストはお母さんとベッドイン。でも直接的な描写はない。この前のベルトルッチの「ルナ」のほうが過激だった。
ああいう兄貴たちがいたら楽しいだろうな。親がしばらく旅行で家を離れるとなると、すかさず女の子たちを家に招待してパーティーを催すし、娼館にも連れて行ってくれる。「ほうれん草テニスを知ってるか?」と、食事に出されたほうれん草を投げあう。
外国の子供たちは大人っぽくみえるので、お母さんに甘えるのがまだ許せる年頃だったとしても、マザコンに見える。ローランがお母さん以外に興味を持った女の子といい感じになったときの「経験はあるの?」「半分だけ」「どういうことよ?」「説明しづらいんだ」というやりとりが面白かった。兄貴たちに連れて行ってもらった娼館で、ローランが裸でお姉さんの上に乗っかっているころを兄貴たちに邪魔されたので半分と言っている。ジャズがよく使われていて、おしゃれだったけれど、面白くない映画だった。
2013/01/20
ルナ (1979)
La luna (1979) ★★
「1900年」のベルナルド・ベルトルッチ監督の作品。ゲイっぽい描写が多くある。「1900年」でも、ロバート・デ・ニーロが裸になっていたし、この映画でも、少年が何度も裸になる。ただ、少年というよりは青年だったかな。わき毛は生えていなかったけれど。
ジョーはマザコンだった。母親も息子のジョーを溺愛していて、2人でディープキスをするほど。父親は事故で死んでしまい、2人はイタリアに引っ越す。そこでジョーはクスリを始めて、そのことに気付いた母親はジョーを叱るが、どういうわけか、叱られている最中にもかかわらず、ジョーはピアノを弾いて歌いだす。それで2人は笑顔になる。
クスリは怖い。母親はやめさせようとするのだが、苦しむ姿を見るのに堪えられず、ジョーにクスリを渡す。しかし針がなかったので、ジョーはフォークを腕に突き刺していた。「1日に2,3回打ってる。切れると我慢できない。寒気がして汗をかく。注射するとすべてが快適になる。」すっかりジャンキーとなったジョーは、ふらふらと街をさまよい、変態おじさんにお尻を掘られる。(たぶんそういうことだろう)
この映画も雰囲気を味わったり、行間?を読むような映画だったのかな。正直退屈だった。ラストがいまいち分からなかったし。母親とジョーがベッドで絡むシーンはドキドキした。母親に手コキしてもらうとかないわー
「1900年」のベルナルド・ベルトルッチ監督の作品。ゲイっぽい描写が多くある。「1900年」でも、ロバート・デ・ニーロが裸になっていたし、この映画でも、少年が何度も裸になる。ただ、少年というよりは青年だったかな。わき毛は生えていなかったけれど。
ジョーはマザコンだった。母親も息子のジョーを溺愛していて、2人でディープキスをするほど。父親は事故で死んでしまい、2人はイタリアに引っ越す。そこでジョーはクスリを始めて、そのことに気付いた母親はジョーを叱るが、どういうわけか、叱られている最中にもかかわらず、ジョーはピアノを弾いて歌いだす。それで2人は笑顔になる。
クスリは怖い。母親はやめさせようとするのだが、苦しむ姿を見るのに堪えられず、ジョーにクスリを渡す。しかし針がなかったので、ジョーはフォークを腕に突き刺していた。「1日に2,3回打ってる。切れると我慢できない。寒気がして汗をかく。注射するとすべてが快適になる。」すっかりジャンキーとなったジョーは、ふらふらと街をさまよい、変態おじさんにお尻を掘られる。(たぶんそういうことだろう)
この映画も雰囲気を味わったり、行間?を読むような映画だったのかな。正直退屈だった。ラストがいまいち分からなかったし。母親とジョーがベッドで絡むシーンはドキドキした。母親に手コキしてもらうとかないわー
2013/01/12
子供たちの城 (1983)
Zappa (1983) ★★
「ペレ」のピレ・アウグスト監督の映画。スタンド・バイ・ミーとほぼ同じ時期に作られた映画でテーマも少年たちが結束する話で似ている。でも少年のグループの人間模様は対照的。スタンド・バイ・ミーの4人は結局のところは楽しそうだった。でも「子供たちの城」の3人は、本当は付き合いたくない同士というか、一緒にいればいるほど3人ともが不幸になっていくようだった。スタンド・バイ・ミーの4人のうちの太っていてどんくさいキャラだったバーンのようなムーレという少年が出てくるが、彼は虫を食べさせられたり、ペットの小鳥を殺されたりと、言うことを聞かなかったことに対して相当な仕打ちを受ける。そんな姿を見ていたビヨンは、内心やりすぎだろと思ってはいても言い出せなくて、見て見ぬふり。ムーレを苛める奴が悪いんじゃないかと思われるかもしれないけど、そんなリーダー格のスティンも、家の事情のせいで情緒不安定になっているようだった。そうなるのなら最初から付き合わなければよかったのに、3人は殴り合って血だらけになる。そして何の救いもなく終わる。嫌いなわけではないけれど不快になる映画だった。女の子に会う前に勃起してしまったビヨンがそれを抑えようと、必死に意識をそらそうとしたり、水をかけたり、いろいろ試すシーンが面白かった。
「ペレ」のピレ・アウグスト監督の映画。スタンド・バイ・ミーとほぼ同じ時期に作られた映画でテーマも少年たちが結束する話で似ている。でも少年のグループの人間模様は対照的。スタンド・バイ・ミーの4人は結局のところは楽しそうだった。でも「子供たちの城」の3人は、本当は付き合いたくない同士というか、一緒にいればいるほど3人ともが不幸になっていくようだった。スタンド・バイ・ミーの4人のうちの太っていてどんくさいキャラだったバーンのようなムーレという少年が出てくるが、彼は虫を食べさせられたり、ペットの小鳥を殺されたりと、言うことを聞かなかったことに対して相当な仕打ちを受ける。そんな姿を見ていたビヨンは、内心やりすぎだろと思ってはいても言い出せなくて、見て見ぬふり。ムーレを苛める奴が悪いんじゃないかと思われるかもしれないけど、そんなリーダー格のスティンも、家の事情のせいで情緒不安定になっているようだった。そうなるのなら最初から付き合わなければよかったのに、3人は殴り合って血だらけになる。そして何の救いもなく終わる。嫌いなわけではないけれど不快になる映画だった。女の子に会う前に勃起してしまったビヨンがそれを抑えようと、必死に意識をそらそうとしたり、水をかけたり、いろいろ試すシーンが面白かった。
2012/12/25
エクスプロラーズ (1985)
Explorers (1985) ★★
少年3人が宇宙に行くという話。主人公のベン (Ethan Hawke) は夢で不思議な回路を目撃する。はっと目覚めて見たものをノートに書き写す。それを友達のウルフギャング (River Phoenix)に無線で報告する。実はこの映画にリバー・フェニックスが出演していてウルフギャングがそうだった。「スタンド・バイ・ミー」では頼れるリーダー的存在のクリスを演じていたが、この映画では機械いじりが好きな地味なオタクを演じていたので途中めがねを外すまで全く気づかなかった。それからベンが夢で見たものを元にしてウルフギャングがなにやらプログラミングをし、不思議な力を発見する。それを使って宇宙船を作り上げる。ここら辺のくだりは?だったがそんなことはどうでもよくて、とにかく夢と希望に満ちた宇宙へ行けるのだ。意外とわくわくしながら観ることが出来た。やっぱり宇宙の存在は人類に夢と希望を与えてくれると思う。この映画を見てわくわく出来たことが嬉しかった。これからはもう少しSF映画を見る機会を増やしていこうかな。
少年3人が宇宙に行くという話。主人公のベン (Ethan Hawke) は夢で不思議な回路を目撃する。はっと目覚めて見たものをノートに書き写す。それを友達のウルフギャング (River Phoenix)に無線で報告する。実はこの映画にリバー・フェニックスが出演していてウルフギャングがそうだった。「スタンド・バイ・ミー」では頼れるリーダー的存在のクリスを演じていたが、この映画では機械いじりが好きな地味なオタクを演じていたので途中めがねを外すまで全く気づかなかった。それからベンが夢で見たものを元にしてウルフギャングがなにやらプログラミングをし、不思議な力を発見する。それを使って宇宙船を作り上げる。ここら辺のくだりは?だったがそんなことはどうでもよくて、とにかく夢と希望に満ちた宇宙へ行けるのだ。意外とわくわくしながら観ることが出来た。やっぱり宇宙の存在は人類に夢と希望を与えてくれると思う。この映画を見てわくわく出来たことが嬉しかった。これからはもう少しSF映画を見る機会を増やしていこうかな。
2012/12/09
パパは、出張中! (1985)
Otac na sluzbenom putu (1985) ★★
フィルムのノイズフェチの人にはたまらない映画だった。DVDだというのに映像にはかなりの乱れがあってしかも暗くて見にくかった。似たような雰囲気のものに「動くな、死ね、甦れ」「自由はパラダイス」「パパってなに?」などのロシアの映画がある。どれも抑圧された環境におかれた人々の生活がチープな映像で映し出されている。これはユーゴスラビアの映画らしいが、それらのロシア映画で見られるようなキリル文字っていうのか例の不思議な形をした文字や自由の利かない生活を送っている人々など共通しているものがいくつかあった。タイトルにある通りにお父さんが出張に行く話ではなく子供たちにはそう説明しているというだけなのだが、内容を何も知らない状態で見たのでこっちまで映画の中の子供たちと同じようにお父さんはどこに行ったのだろうと思いながら見ていた。見終わってから調べてみると、当時のユーゴスラビアは少しでも反社会的な行動をするとこの映画のパパのように強制労働所送りにされてしまったらしい。実際はどの程度だったのか分からないが少なくともこの映画では少しマンガの感想を言っただけで施設送りにされてしまっていた。
フィルムのノイズフェチの人にはたまらない映画だった。DVDだというのに映像にはかなりの乱れがあってしかも暗くて見にくかった。似たような雰囲気のものに「動くな、死ね、甦れ」「自由はパラダイス」「パパってなに?」などのロシアの映画がある。どれも抑圧された環境におかれた人々の生活がチープな映像で映し出されている。これはユーゴスラビアの映画らしいが、それらのロシア映画で見られるようなキリル文字っていうのか例の不思議な形をした文字や自由の利かない生活を送っている人々など共通しているものがいくつかあった。タイトルにある通りにお父さんが出張に行く話ではなく子供たちにはそう説明しているというだけなのだが、内容を何も知らない状態で見たのでこっちまで映画の中の子供たちと同じようにお父さんはどこに行ったのだろうと思いながら見ていた。見終わってから調べてみると、当時のユーゴスラビアは少しでも反社会的な行動をするとこの映画のパパのように強制労働所送りにされてしまったらしい。実際はどの程度だったのか分からないが少なくともこの映画では少しマンガの感想を言っただけで施設送りにされてしまっていた。
2012/12/08
午後の曳航 (1976)
The Sailor Who Fell from Grace with the Sea (1976) ★★
三島由紀夫原作の映画。とは言ってもキャストはすべて海外の俳優。三島由紀夫の小説はちゃんと読んだことないけど何となくゲイっぽくて汗臭いイメージを勝手に持っている。この映画の中で主人公のジョナサン(Jonathan Kahn)が母親の裸を壁の穴からじっとのぞいて汗をにじませている場面があったが、まさにそんなイメージだった。あらすじには船乗りにあこがれる少年の話だと書いてあったので、それだけを見てさわやかな映画を想像していたが全く違った。少年たちのグループのリーダーであるチーフ(Earl Rhodes)は仲間たちを名前では呼ばず番号で呼ぶ。メンバーが少しでもふざけた振る舞いをすると大声で罵倒する。早熟で頭のまわるチーフには太刀打ちできず、番号で呼ばれるメンバーたちは彼に従うほかなかった。次第に彼の言葉や行動はすべて正しいものだと思い込むようになり、猫に睡眠薬を飲ませて解剖するときも、始めこそはみな困惑していたが、猫を解剖しながら語るチーフの哲学を聞かされているうちに彼らの表情は好奇心を含んだものに変化していった。最終的に、暴走した少年たちはジョナサンの憧れであったはずの船乗りのジムに猫にしたのと同じように睡眠薬を飲ませ処刑を実行する。そんなラストを迎える陰気な映画。
三島由紀夫原作の映画。とは言ってもキャストはすべて海外の俳優。三島由紀夫の小説はちゃんと読んだことないけど何となくゲイっぽくて汗臭いイメージを勝手に持っている。この映画の中で主人公のジョナサン(Jonathan Kahn)が母親の裸を壁の穴からじっとのぞいて汗をにじませている場面があったが、まさにそんなイメージだった。あらすじには船乗りにあこがれる少年の話だと書いてあったので、それだけを見てさわやかな映画を想像していたが全く違った。少年たちのグループのリーダーであるチーフ(Earl Rhodes)は仲間たちを名前では呼ばず番号で呼ぶ。メンバーが少しでもふざけた振る舞いをすると大声で罵倒する。早熟で頭のまわるチーフには太刀打ちできず、番号で呼ばれるメンバーたちは彼に従うほかなかった。次第に彼の言葉や行動はすべて正しいものだと思い込むようになり、猫に睡眠薬を飲ませて解剖するときも、始めこそはみな困惑していたが、猫を解剖しながら語るチーフの哲学を聞かされているうちに彼らの表情は好奇心を含んだものに変化していった。最終的に、暴走した少年たちはジョナサンの憧れであったはずの船乗りのジムに猫にしたのと同じように睡眠薬を飲ませ処刑を実行する。そんなラストを迎える陰気な映画。
2012/11/28
ラッキー・カフェ (1989)
Queen of Hearts (1989) ★★
ロンドンのイタリア街に住んでいる家族の話。幸せそうな家族が半ばバラバラになりかけて最後には幸せに戻る。その家族のお父さんはギャンブルで大勝ちしたお金で「ラッキー・カフェ」という喫茶店を始めるが、主役の子のお兄ちゃんである長男はそんな細々した生活に嫌気がさし、悪い奴の手先になってしまう。お父さんはその悪役にギャンブルで勝負を挑む。しかし今度は大負けしてしまい、お金も店も奥さんも、何もかも奪われてしまう。しかし最終的にイカサマ競馬で大勝し、幸せになるのだった。
いい話だったけど微妙な映画だった。悪い奴がやられすぎだと思った。フィアンセをとられ、最後も負ける。この映画の気に入った場面は、靴下が見つけることの出来ない少年がお父さんに言われた冗談を鵜呑みにして新聞紙を靴下代わりに履いていく場面と、拳銃をもって悪い奴のアジトに乗り込んでいく場面。納得いかなかったのは最後の競馬の場面。おじいちゃんのお告げというなんの根拠もないもので低い確率を的中させてしまったし、そもそも始めの賭けから無効ではないのかと思った。
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