Nous, les enfants du xxème siècle (1994) ★★★
ヴィターリー・カネフスキー三部作の第三弾、「ぼくら、20世紀の子供たち」。子供たちの主張を代弁してくれている。ドキュメンタリー映画なのかな。もし「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」みたいなドキュメンタリー風に仕上げたフィクションだったら意味ない(あの映画にはしばらく騙されていた)というのも、わざとらしいと思う箇所があったりした。しかしすべては実際に起きていること。カンヌで2度の受賞に貢献したワレルカ役のパーヴェル・ナザーロフはその後、刑務所に入っていたのだった。「映画?また撮るの?出たいな」と、檻の中で言っていた。
自分の悩みなんて、どうでもいいことのように思える映画だった。施設に入るにあたって坊主にさせられた少年たちみんながカメラを睨みつけていた。それは映画を見ている観客にも向けられる。犯した罪について話をする場面では、子供たちが人を殺す状況について淡々と言葉で説明していき、監督はそれに「殺しのエキスパートだな」などと冗談を言い、その場に笑いが漏れていた。どうしてロシアはあんな状況になっているのだろう。街には小学生ぐらいの、いわゆる刑務所行き予備軍の小さい少年たちがたくさんいる。煙草を吸い、自分がやった盗みなどを誇らしげに話していた。こう言っちゃなんだけど、可愛かった。
2013/01/23
2013/01/22
ひとりで生きる (1992)
Samostoyatelnaya zhizn (1992) ★★★★
「動くな、死ね、甦れ!」の続編。どういう話だったか説明しづらい。前作よりは、ラブストーリー色が強くなっていたように思えた。字幕をつける人によって、たとえ続編でも、人物の名前の表記が少し変わる。「ワレルカ」が「ワレールカ」になっていたし、「ガリーヤ」が「ガーリャ」になっていた。前作でガリーヤは殺されてしまったけど、ガリーヤの妹として、ガリーヤを演じた女優が再び登場していた。ワーリャという女の子で、ワレルカととても仲良がいい。恋人と言っていいのかどうかは微妙。2人をそう呼んでしまったら、生ゆるい話になってしまう気がする。
前作でワレルカがペットとして飼っていたブタも出てくる。「信じきった目をして、僕を見つめてきたんだ。僕は裏切り者だ。」映画の冒頭から、その豚は食べられるために切り刻まれてしまう。あのシーンは見れない人もいると思う。火だるまになったネズミが雪の上を駆け回るシーンなども驚きだった。
ワレルカのことを見る映画だったと思う。彼から学ぶことは多い。こうやって文章を書いてみると、見終わった時より、いい映画だったなと思えてきた。1回見ただけじゃだめな映画かもしれないな。
「動くな、死ね、甦れ!」の続編。どういう話だったか説明しづらい。前作よりは、ラブストーリー色が強くなっていたように思えた。字幕をつける人によって、たとえ続編でも、人物の名前の表記が少し変わる。「ワレルカ」が「ワレールカ」になっていたし、「ガリーヤ」が「ガーリャ」になっていた。前作でガリーヤは殺されてしまったけど、ガリーヤの妹として、ガリーヤを演じた女優が再び登場していた。ワーリャという女の子で、ワレルカととても仲良がいい。恋人と言っていいのかどうかは微妙。2人をそう呼んでしまったら、生ゆるい話になってしまう気がする。
前作でワレルカがペットとして飼っていたブタも出てくる。「信じきった目をして、僕を見つめてきたんだ。僕は裏切り者だ。」映画の冒頭から、その豚は食べられるために切り刻まれてしまう。あのシーンは見れない人もいると思う。火だるまになったネズミが雪の上を駆け回るシーンなども驚きだった。
ワレルカのことを見る映画だったと思う。彼から学ぶことは多い。こうやって文章を書いてみると、見終わった時より、いい映画だったなと思えてきた。1回見ただけじゃだめな映画かもしれないな。
2013/01/14
動くな、死ね、甦れ! (1989)
Zamri, umri, voskresni! (1989) ★★★★
1989年の映画なのに白黒で映像も粗い。逆にそれが良かったかもしれない。内容と合っていると思うし光の当たり具合などもきれいだった。主役のワレルカの声が特徴的で切羽詰った感じが伝わってきた。便所にイースト菌をばらまくとあんなことになるのか。やらかしたのはワレルカで、動揺していたのか「お前病気か。目つきが変だぞ」と友達に言われていた。それでワレルカは学校を退学になる。そのことの腹いせなのか、ワレルカはレールに釘のようなものを刺して、列車を転覆させる。逃げるように街を飛び出すが、近所の女の子のガリーヤは勘が鋭く、ワレルカの仕業だと察して彼を追いかける。ワレルカとガリーヤのやり取りが面白い。喧嘩するほど仲がいいというような仲の良さだった。「『小さな恋のメロディ』を超える傑作」というような文句がチラシに書いてあっただけのことはあるかもしれない。宝石店を強盗するときに、トイレの鉄柵をすり抜けて侵入するのだが、スムーズに入れるようワレルカは全裸になる。そのときお尻が見えた。普通ではない映画で、気が狂ったおばさんが全裸で箒にまたがり叫び回るシーンは一度見たら一生忘れないと思う。日本兵が出てきたり演歌が流れたりと、海外から見た日本のイメージを若干知ることが出来る映画かもしれない。続編として「ひとりで生きる」「ぼくら、20世紀の子供たち」がある。
1989年の映画なのに白黒で映像も粗い。逆にそれが良かったかもしれない。内容と合っていると思うし光の当たり具合などもきれいだった。主役のワレルカの声が特徴的で切羽詰った感じが伝わってきた。便所にイースト菌をばらまくとあんなことになるのか。やらかしたのはワレルカで、動揺していたのか「お前病気か。目つきが変だぞ」と友達に言われていた。それでワレルカは学校を退学になる。そのことの腹いせなのか、ワレルカはレールに釘のようなものを刺して、列車を転覆させる。逃げるように街を飛び出すが、近所の女の子のガリーヤは勘が鋭く、ワレルカの仕業だと察して彼を追いかける。ワレルカとガリーヤのやり取りが面白い。喧嘩するほど仲がいいというような仲の良さだった。「『小さな恋のメロディ』を超える傑作」というような文句がチラシに書いてあっただけのことはあるかもしれない。宝石店を強盗するときに、トイレの鉄柵をすり抜けて侵入するのだが、スムーズに入れるようワレルカは全裸になる。そのときお尻が見えた。普通ではない映画で、気が狂ったおばさんが全裸で箒にまたがり叫び回るシーンは一度見たら一生忘れないと思う。日本兵が出てきたり演歌が流れたりと、海外から見た日本のイメージを若干知ることが出来る映画かもしれない。続編として「ひとりで生きる」「ぼくら、20世紀の子供たち」がある。
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