子供たちによる犯罪が絶えないブラジル。衝撃的なシーンも含めながら現状を描く。警察は当てにならず、やってもいない罪で捕まえられたり、その場で射殺されたりする。10歳のピショット(Fernando Ramos da Silva)も、施設に入れられたうちの1人。そこの大人たちは悪者ばかりで、つじつま合わせのために、平気で子供を殺す。仲間が殴り殺されたことをきっかけに、ピショットたちは脱走を決意する。ただ、抜け出しても行くあてはない。外よりここの方がマシだと、残る者もいた。
ピショット、ジト、シコ、おかまのリリカの4人は一緒に行動し、街の人のカバンをひったくりながら、なんとかやっていく。薬物の売買にも手を出すが、騙されてばかりで上手くいかない。4人はバラバラになっていき、最終的にピショットは孤独になる。
辛いラストで終わるが、中盤あたりでは4人仲よく水浴びしていたりと、楽しそうな光景もあった。映画を見終えた後にそのことを思うと、いっそう切なくなる。ピショットは1番小さいが度胸はあった。オカマのリリカが1番しっかりしていて、彼の言うとおりにしていれば良かったのにと思った。シコは、「金が手に入ったら拳銃を買ってナメる奴は皆殺しだ」と豪語していたが、情けないところがあり、取引の時もブツを最初に渡してしまったことを年下のピショットに攻められる。売春婦との取っ組み合いの結果、動かなくなる(死んだ?)。ジトは最後までピショットといたが、暴発したピショットの銃弾くらい、死んでしまう。
便所掃除を言いつけられる。
左、オカマのリリカ。右、ジト。
腰…
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