2013/05/01

黄色い星の子供たち (2010)

La rafle (2010) ★★★★

1942年のフランス、ユダヤ人たちは子供たちを含めて行先も告げられずに連れられて行く。主役のジョー(Hugo Leverdez)もその一人。衛生環境の悪い競輪場に集められ、ずさんに扱われる。映画は子供の視点で描かれていて、何も分かっていない小さい男の子など「自転車のレースはいつ始まるの?」と痛ましかった。自らもユダヤ人であり救護に奮闘する医者の役をジャン・レノが演じているが、彼の風貌が映画でよく見るユダヤ人と似ているので、彼は本当にユダヤ人なのかなと思ったりしたが、そうではないらしい。

ユダヤ人迫害をテーマに含む映画といえば「縞模様パジャマの少年」「さよなら子供たち」「ライフ・イズ・ビューティフル」「パティニョールおじさん」「小さな赤いビー玉」など子供が中心の作品も多い。戦争の歴史について全然知らなかった時に観た「シンドラーのリスト」は衝撃だった。いろんな戦争映画を観てきてちょっとずつ歴史を学んできたと思う。映画を観て「勉強になった」なんて言っていると「そんなことより教科書を読め」と突っ込まれそうだが、映像で見るとやっぱりイメージが湧く。シモンの弟、ノノがマスコット的な可愛さだった。





ノノ。戦争中と戦後で違う子が演じている。
Mathieu Di Concerto
Romain Di Concerto


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