2013/05/18

中学生円山 (2013)

中学生円山 (2013) ★★★

今日から公開の「中学生円山」を観ました。映画館で映画を観ること自体があまりなくて、しかも邦画となると、久しぶりだった。数年前に「NANA」を観たことは覚えている。映画館で見ることの良い点は、一時停止や巻き戻しが出来ない分、真剣味が増すということ。DVDで数をこなすことが出来ても、それがどれだけ自分の血肉になっているのか、つまり心に残るのか。基本がレンタルになってるけど、映画館でという風にしたい。

主役は草彅剛だと思っていたが、中学生の円山克也(平岡拓真)だった。「妄想劇」というだけあって、全体的にぼんやりとしていた。克也はレスリング部に所属しており、体を柔らかくするために日々ストレッチに励む。家に帰って自主トレまでする。すべては自分のちんこを舐めるためだった。

妄想でも現実でも、克也はパンツを脱いで前屈の姿勢を取り、「エェ、エェ…」と唸りながら自分のちんこに舌を伸ばす。団地に引っ越してきたシングルファーザーの下井にそのことを話すと、口にくわえることが出来た時には、2つの人格を体験できると聞かされる。口は女で下半身は男とのこと。草彅演じる下井も、ちんこを舐めるのに奮闘していたことがさらっと明らかになる。

目標を達成できたのは、多くの生徒がトレーニングをしている体育館でだった。開き直った克也は、女子が見ているのもお構いなしに、パンツを脱いで、「エェ、エェ」と舌を伸ばす。レスリング部の顧問の先生は、初めこそ、「克也、そういうことは家でやれよ…」と唖然とするが、「上も脱いだらどうだ? 足は、もっと開いた方がいいんじゃないか」と、応援し始める。

劇場では、ちらほら笑い声も聞かれた。ただ、話題になっていたので混むだろうと思っていた割に、半分ぐらいしか埋まっていなかった。「考えない大人になるぐらいなら、死ぬまで中学生でいるべきだ!そうだろ!」






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