自然豊かなテキサスで自給自足の生活を送る一家。子供たちはお金を見たことがないほど文明からかけ離れた生活をしていた。あるとき父親は牛を売るために遠くまで出かけることになった。残された母親と兄のトラビス(Tommy Kirk)弟のアーリス(Kevin Corcoran)だけで生活していくのはとても大変。そんな3人のもとに一匹の犬がやってくる。
「仔鹿物語」のように自然の中で生活していく厳しさを実感した。こういう映画は勉強になったりする。たとえば毒をもった獣にかまれたときは、近くの鹿を仕留めて内臓を取り出し、噛まれたところにあてておくと、毒を抜く効果があるらしい。狂犬病にかかった獣はすぐに殺してしまわないと、人間にも感染してしまう。
一家の大黒柱である父親がいないことはかなりの痛手。長男のトラビスが代わりに家族を守っていかなければならない。弟のアーリスは元気はとてもいいけれど、まだまだ子供。初めこそトラビスは、突然やってきた黄色くて醜い犬のことを受け入れられない。そこでイエラーのことを試すために、イエラーの前に肉をぶら下げて、一晩おいておいた。翌朝肉がなくなっていたら、射殺するつもりだった。朝になると銃を構えてイエラーのところへ行くが、何事もない肉の前にちょこんと座っていた。
イエラーは大活躍で、熊に襲われそうになっているアーリスを助けたり、穀物をあさるアライグマを追い払ってくれたりする。しかしついにイエラーの飼い主がやってくる。この人がまた良い人で、アーリアがいつもポケットに入れているトカゲと、イエラーを交換という条件を出してくれる。受け取ったトカゲはあとでそっと逃がしてやるのだった。
オープニングでは、イエラーの歌が流れて、エンディングでは、イエラーが残した子孫の歌が流れる。世代は交代していくのだった。
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