Xilu xiang (2000) ★★★★
香港が舞台の男の子と女の子のラブストーリー。DVDのメニュー画面には「小さな恋のものがたり」と小さくサブタイトルのようなものがつけられていた。イギリスの「小さな恋のメロディ」、アメリカの「小さな恋のものがたり」、そして香港の「リトル・チュン」である。どれも可愛い映画だが「リトル・チュン」では現実の厳しさも突きつけている。
チュン(Yuet-Ming Yiu)は家族が営んでいる食堂の手伝いをしなければならない。お客さんにレモネードを届けるよう言われる。チュンは、分け前を少しやるからということで、気になっていた女の子のファンに手伝いを頼む。2人でいろんなところに配達に行くのは楽しそうだった。
面白かったのが、リトル・チュンの特性カクテル。街を牛耳っている嫌われ者のところには、それを届けるのだった。チュンのおしっこ入りである。それを届けると、吐き出すどころか「一段とうまくなったなあ」と、飲むのである。その男は、つば入りのレモネード、ひどいものでは、使用済みの生理用品入りレモネードなど、ごくごくと飲む。
香港の通りにはごみ袋が積まれてあったり、衛生面の良くないところもあった。不法入国者たちは、狭いあばら家に、家族4,5人で生活していた。子供を学校に行かせる余裕はなく、毎日家事を手伝わしている。
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