Incompreso (1966) ★★★★★
「ウインター・ローズ」と同じ話だった。見始めるまで知らなかった。母親を亡くした兄弟とその父親の話。ヘンリー・トーマス君(「E.T.」の男の子)が主役の「ウインター・ローズ (1984)」の方を先に観ていた。こちらは劇場公開はされたものの日本ではVHSにもDVDにもなっていない。
弟のミーロ(Simone Giannozzi)はイライラさせられるぐらい純粋な男の子だった。兄のアンドレ(Stefano Colagrande)はどんなにミーロがしつこくてもやさしくしてあげる。不思議なぐらいだった。彼らの母親は死んでしまった。アンドレだけがそのことを知っていて、ミーロは母親は旅行に行ったのだと思っている。
父親とアンドレの関係は見ていてもどかしい。アンドレが何かをしても裏目にでてしまう。父親の誕生日プレゼントを町まで買いに行くが、ミーロと危険な2人乗りをしていたところを見られてしまい、父親を怒らせてしまう。せっかくのサプライズが台無しになってしまう。父親をびっくりさせようと、朝早くおきて、こっそり車を洗おうとするアンドレだったが、来るなというのにミーロもついてきて、邪魔をする。ミーロはわざと自分に水をかけて風邪をこじらせる。そのことでアンドレが責められる。楽しみだった父親とのローマ行きがなくなってしまう。
美しい豪邸に住む天使のような2人。それだけ見られただけでも満足だった。1966年制作とは思えないぐらい映像がきれいだった(ブルーレイも出ている)。着ているものも上品で、柔道着姿も可愛かった。ミーロがわがまますぎるのが駄目だと思った。
こんにちは。
返信削除初めてコメントさせていただきます。
昔映画で観て、ずっと心に残っています。
私もアンドレアが大好きで、ミーロにはイライラさせられましたよ(笑)。
今だに美少年と言えば、アンドレアのような上品な少年をイメージします。
今観るとツッコミどころが満載ですが、物悲しい曲とアンドレアの母親に対する気持ちが合ってて良かったですね。
美少年といえばたくさんおりますが、スエーデンの映画で「Before the storm」という映画に出てたEmil Odepark君も素敵ですよ。多分これ1本しか出てないです。今23歳くらいなので、一般人になったのでしょうね。
こちらは日本未公開なので、amazonで購入しました。
コメントありがとうございます。
返信削除やっぱり、ミーロにイライラさせられますよね。レビューでもそのことに触れていますが、控えめに言ったほうです。本当は映画を楽しめなくなるぐらい憎たらしかったです笑
そんなこともあって、良くも悪くも、ずっと心に残る作品になったと思います。
Emil Odeparkと画像検索をしてみましたが、優しそうな子ですね。Before the Storm には、たしか、裸にされて女の子の更衣室に閉じ込められるというシーンがあったでしょうか?本編は観ていないのですが、そんなことは覚えています(笑) この作品の前にも、När karusellerna soverというテレビドラマシリーズに出演しているみたいですが、出演の程度などは分かりません。
ところで、スウェーデンの美少年と言えば、私の好きな映画に「僕のエリ 200歳の少女」があります。まだ観ていないのなら、これはおすすめですよ。他にも、「夜のたわむれ」のヨルゲン リンドストロム君や、「ベニスに死す」のビョルン アンドレセンさんなんかも、スウェーデン出身なのですね。出身国など関連付けて映画を観ていくと、より楽しいです。
うわ~すごいです!Emilのそのシーンを覚えているとは!感動!(変な感動ですが)スウェーデンの映画は子役も体当たり演技だな~って思いました。
削除>När karusellerna sover
ほ、ほんとですか?!詳しすぎます!またまた感動です!
「僕のエリ」は銀座まで映画を見に行って(私地方に住んでるもので、たまたま上映時期に東京へ旅行に行きました)、
すっごく気に入ってDVD買いましたよ~!
小説も読みましたが、こちらはどうもスウェーデン語を英語に訳したものを、さらに日本語に訳しているらしく、あちこちなんだか変な文章があって、でちょっと残念でした。内容はすごくいいのに。
主役の二人が、あの年齢のあの時期だったからこそ撮れた映画ですよね。
Kare君、お猿みたいな写真を見つけた時はギョッとしましたが、今またすっごくハンサムになってますね!将来が楽しみですぅ、スタイルも抜群だし。
>、「夜のたわむれ」のヨルゲン リンドストロム君
Emil君とヨルゲン君早速チェックしてみます。
ありがとうございます!