あの、夏の日 (1999) ★★
呆けかかっているおじいちゃんと、いつも考え事ばかりしていて、呆けたような表情を浮かべている孫の由太(ぼけ太と呼ばれている)の話。おじいちゃんは、よその家の葬式に勝手に入り込んで、ラジオ体操を始めてしまうほど呆けている。
しかし、本当に呆けていたのだろうか。おじいちゃんが空を飛んでいたり、タイムスリップしたりと、この映画は全体的に何がどうなっているのかよくわからなかった。ぼけ太少年の空想も混じっているのかな。
おじいちゃんの家に着いて緊張気味なぼけ太。そんな彼におじいちゃんが最初に放った一声が「んん!」(顎をしゃくってそこに座れということを意味している)。目の前に座ったぼけ太に向かっていきなり「通信簿見せい!!」。おそるおそる通信簿をおじいちゃんに手渡すぼけ太。次の瞬間おじいちゃんは通信簿をくしゃくしゃに丸めてゴミ箱にポイ。この映画の中でぼけ太が時々発する「ひいっ」が可愛かった。ちなみに、当時中学生だった宮崎あおいのヌードシーンも含まれている。
2013/02/28
2013/02/26
少年、機関車に乗る (1991)
Bratan (1991) ★★★
少年アザマッドが兄に連れられ無賃乗車の旅をする。のんびりと旅をする気分を味わえた。セピア色の映像が綺麗。兄はとても優しくて、アザマッドが、音楽の成績がよくなかったり、お腹がすいたりといったような、どんな些細なことで泣いていても、慰める。アザマッドのことを、「デブちん」という愛称で呼び、アザマッド自身も、名前を聞かれたときなど、自分のことを「デブちん」と名乗る。
淡々と機関車が進んでいく。時々停車し、車掌さんは車体の連結部分の確認などをする。「連結」と言っておいて、女の子との連結に勤しむことも。アザマッドは停車している機関車の操縦席をいじり、車体を出発させる。車掌さんは服がはだけたまま、あわてて列車を追いかけていく。「殺してやる!」
アザマッドは土を食べる癖がある。優しい兄も、アザマッドが土を食べたときには、鞭を打って叱る。アザマッドは「もう食べないよ」と言うのだが、その癖は治らない。
最後の、兄とその友達が喧嘩をする場面が印象的だった。機関車が通過していく騒音の中で2人は殴り合う。
少年アザマッドが兄に連れられ無賃乗車の旅をする。のんびりと旅をする気分を味わえた。セピア色の映像が綺麗。兄はとても優しくて、アザマッドが、音楽の成績がよくなかったり、お腹がすいたりといったような、どんな些細なことで泣いていても、慰める。アザマッドのことを、「デブちん」という愛称で呼び、アザマッド自身も、名前を聞かれたときなど、自分のことを「デブちん」と名乗る。
淡々と機関車が進んでいく。時々停車し、車掌さんは車体の連結部分の確認などをする。「連結」と言っておいて、女の子との連結に勤しむことも。アザマッドは停車している機関車の操縦席をいじり、車体を出発させる。車掌さんは服がはだけたまま、あわてて列車を追いかけていく。「殺してやる!」
アザマッドは土を食べる癖がある。優しい兄も、アザマッドが土を食べたときには、鞭を打って叱る。アザマッドは「もう食べないよ」と言うのだが、その癖は治らない。
最後の、兄とその友達が喧嘩をする場面が印象的だった。機関車が通過していく騒音の中で2人は殴り合う。
2013/02/22
悲しみは星影と共に (1966)
Andremo in città (1966) ★★★★
人物を描いた話は心にしみる。戦争という過酷な状況下でも、愛する者がいればそれが生きる糧になるのだと思った。人にとって一番大事なことは人とのつながりかもしれない。この映画の場合は父と弟のミーシャ、そして恋人のイバンがレンカにとっての心の支えだった。星5つと言いたいが、ミーシャ少年がマスコット的な役割にあったので星4つ。子供たち自身が悩んだり、成長する映画が観たい。
しかし、盲目のミーシャはとても可愛い。世の中の悪をまだ何も知らないピュアな男の子という感じだった。目の前で何が起こっているのか姉のレンカに逐一質問する。レンカはそのたびにミーシャが悲しくならないような返答をする。最後の汽車の場面では、待ち受ける運命に押しつぶされることなく、最後までミーシャに希望を持たせる。
人物を描いた話は心にしみる。戦争という過酷な状況下でも、愛する者がいればそれが生きる糧になるのだと思った。人にとって一番大事なことは人とのつながりかもしれない。この映画の場合は父と弟のミーシャ、そして恋人のイバンがレンカにとっての心の支えだった。星5つと言いたいが、ミーシャ少年がマスコット的な役割にあったので星4つ。子供たち自身が悩んだり、成長する映画が観たい。
しかし、盲目のミーシャはとても可愛い。世の中の悪をまだ何も知らないピュアな男の子という感じだった。目の前で何が起こっているのか姉のレンカに逐一質問する。レンカはそのたびにミーシャが悲しくならないような返答をする。最後の汽車の場面では、待ち受ける運命に押しつぶされることなく、最後までミーシャに希望を持たせる。
ロード・トゥ・パーディション (2002)
Road to Perdition (2002) ★★★
トム・ハンクス主演のギャング映画。バイオレンスな場面はほとんどなく、トム・ハンクスの温厚な人柄(勝手なイメージ)を生かして父と息子の絆を上手く描いていると思った。同じギャングものでも、狂気じみたアル・パチーノの「スカーフェイス」とは違い、どちらかと言えば「ゴッド・ファーザー」のような、一族のドラマをしんみりと描いている。
妻と息子(二男)が殺され、残された夫のマイケル(トム・ハンクス)と長男のマイケルjr(タイラー・ホークリン)の距離は徐々に縮まっていく。息子に運転の仕方を教えたり、ペンキを塗り替えたり、楽しそうなシーンもあった。その光景は見ていてほのぼのしたが、家族を殺されるというひどい仕打ちを受けたのだから、笑っていられる余裕なんてないぐらいの怒りと憎しみを2人には持ってほしかった。やはりトム・ハンクスはいい人だった。アル・パチーノのトニー・モンタナのような「世界は俺のものだ!」ぐらいの勢いはない。「スカーフェイス」のほうが好きかな。
トム・ハンクス主演のギャング映画。バイオレンスな場面はほとんどなく、トム・ハンクスの温厚な人柄(勝手なイメージ)を生かして父と息子の絆を上手く描いていると思った。同じギャングものでも、狂気じみたアル・パチーノの「スカーフェイス」とは違い、どちらかと言えば「ゴッド・ファーザー」のような、一族のドラマをしんみりと描いている。
妻と息子(二男)が殺され、残された夫のマイケル(トム・ハンクス)と長男のマイケルjr(タイラー・ホークリン)の距離は徐々に縮まっていく。息子に運転の仕方を教えたり、ペンキを塗り替えたり、楽しそうなシーンもあった。その光景は見ていてほのぼのしたが、家族を殺されるというひどい仕打ちを受けたのだから、笑っていられる余裕なんてないぐらいの怒りと憎しみを2人には持ってほしかった。やはりトム・ハンクスはいい人だった。アル・パチーノのトニー・モンタナのような「世界は俺のものだ!」ぐらいの勢いはない。「スカーフェイス」のほうが好きかな。
2013/02/21
フライト・オブ・ジ・イノセント (1992)
La corsa dell'innocente (1992) ★★★
可愛そうで健気なビト少年の話だった。いきなり目の前で家族が惨殺される。特に説明はなし。ものすごい形相をした男がライフルをぶっ放し、全力でビト少年を殺しにかかる。
不自然に真っ赤な色の血が飛び散ったり、スローモーションの使いどころが面白かったり、全編を通してチープな印象を受けた。その割に、後半になると、幻想的な場面が挿入されていたりして、不思議な映画だった。夕焼けの赤色が印象に残った。
この映画の見どころは、健気なビト少年だと思う。家族は元から悪党で、彼自身には全く罪はないのだが、抗争に巻き込まれて命を狙われる。何度も銃口を向けられ、目の前で人が死ぬ。それでも、優しい心は失わない。ラストでは、ついに銃弾を受けてしまうのだが、意識の中で血の気のない家族の団らんを思い浮かべ、笑顔を見せる。撃たれて笑っていられる男の子なんて、ビト少年ぐらいしかいないと思う。
可愛そうで健気なビト少年の話だった。いきなり目の前で家族が惨殺される。特に説明はなし。ものすごい形相をした男がライフルをぶっ放し、全力でビト少年を殺しにかかる。
不自然に真っ赤な色の血が飛び散ったり、スローモーションの使いどころが面白かったり、全編を通してチープな印象を受けた。その割に、後半になると、幻想的な場面が挿入されていたりして、不思議な映画だった。夕焼けの赤色が印象に残った。
この映画の見どころは、健気なビト少年だと思う。家族は元から悪党で、彼自身には全く罪はないのだが、抗争に巻き込まれて命を狙われる。何度も銃口を向けられ、目の前で人が死ぬ。それでも、優しい心は失わない。ラストでは、ついに銃弾を受けてしまうのだが、意識の中で血の気のない家族の団らんを思い浮かべ、笑顔を見せる。撃たれて笑っていられる男の子なんて、ビト少年ぐらいしかいないと思う。
2013/02/19
ジャック・ソード 選ばれし勇者 (2007)
Jacquou le croquant (2007) ★★★
レオ・ルグラン君がセクシーすぎて、映画を見るというか、レオ・ルグラン君を見るものになってしまった。映画の中で、役者があまりにもかっこよかったり、美少年だったり、可愛かったりすると、内容が食われてしまう。美形すぎても使いどころに困ってしまう。
意外とエグイシーンが多かった。冒頭では主人公のジャクーが可愛がっていた犬が、銃で撃たれて殺されてしまう。その死骸を他の犬が共食いするシーンまであった。ジャクーが街の子供たちに蹴られて鼻血を流していたり、空腹に耐えられず、ろうそくをかじったりするシーンなども。
嵐の夜、ジャクーは母親と抱きあって、冷えた体を暖めあいながら眠るのだが、彼は自分の着ている服を脱いで母親にかけ、自分は上半身裸で眠る。献身むなしく、朝になると母親は死んでしまう。ジャクーが硬直した母親の腕の中から抜け出そうとする場面が切なかった。
レオ・ルグラン君がセクシーすぎて、映画を見るというか、レオ・ルグラン君を見るものになってしまった。映画の中で、役者があまりにもかっこよかったり、美少年だったり、可愛かったりすると、内容が食われてしまう。美形すぎても使いどころに困ってしまう。
意外とエグイシーンが多かった。冒頭では主人公のジャクーが可愛がっていた犬が、銃で撃たれて殺されてしまう。その死骸を他の犬が共食いするシーンまであった。ジャクーが街の子供たちに蹴られて鼻血を流していたり、空腹に耐えられず、ろうそくをかじったりするシーンなども。
嵐の夜、ジャクーは母親と抱きあって、冷えた体を暖めあいながら眠るのだが、彼は自分の着ている服を脱いで母親にかけ、自分は上半身裸で眠る。献身むなしく、朝になると母親は死んでしまう。ジャクーが硬直した母親の腕の中から抜け出そうとする場面が切なかった。
2013/02/18
Born to be ワイルド (1997)
Wild America (1997) ★★★
馬鹿なことばかりをやって、それをビデオに収めていた3人兄弟が、あるとき動物ドキュメンタリー映画を撮りたいと言いだし、冒険に出かける。末っ子のマーシャル(Jonathan Taylor Thomas)は、年の離れた2人の兄貴たちの輪の中に入ることが出来ず、うらやましそうに遠くから眺めている感じだった。それがまた可愛かった。
洞窟で出くわしたクマの動きが、とても人間ぽかったりと、多少B級くささがあったが、夢を与えてくれそうな映画だった。「人は誰でも夢を持っている。忙しい毎日に追われて忘れてしまっているだけだ」
動物を撮り終え、家に戻ると、現実が待っている。父親は飛行機の整備士で、息子たちにそんな地味な仕事を継いでほしいと思っている。夢だけでは生活していけない。しかし、末っ子のマーシャルは、それでも、夢を見ることをみんなに訴えるために、飛行機を飛ばす。父親でさえも操縦したことがないのに、なぜかマーシャルは空を飛んでいた。
馬鹿なことばかりをやって、それをビデオに収めていた3人兄弟が、あるとき動物ドキュメンタリー映画を撮りたいと言いだし、冒険に出かける。末っ子のマーシャル(Jonathan Taylor Thomas)は、年の離れた2人の兄貴たちの輪の中に入ることが出来ず、うらやましそうに遠くから眺めている感じだった。それがまた可愛かった。
洞窟で出くわしたクマの動きが、とても人間ぽかったりと、多少B級くささがあったが、夢を与えてくれそうな映画だった。「人は誰でも夢を持っている。忙しい毎日に追われて忘れてしまっているだけだ」
動物を撮り終え、家に戻ると、現実が待っている。父親は飛行機の整備士で、息子たちにそんな地味な仕事を継いでほしいと思っている。夢だけでは生活していけない。しかし、末っ子のマーシャルは、それでも、夢を見ることをみんなに訴えるために、飛行機を飛ばす。父親でさえも操縦したことがないのに、なぜかマーシャルは空を飛んでいた。
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