2013/11/10

セ・ラ・ヴィ (1990)

La Baule-les-Pins (1990) ★★★★

姉妹のフレデリック(Julie Bataille)とソフィー(Candice Lefranc)が夏休みに親戚のところへ遊びに行く。両親は離婚寸前。子供たちは海辺で楽しく過ごしているのだが、大人たちはいろいろと揉めている。「フランスの思い出」のような感じ。

映画の中の子供たちがとても楽しそうで、あのころのような楽しい時間は、これからの人生にはもうないのだろうなと思って、切なくなった。でもまた違う楽しいことがあるのだと思っておこう。一番年下のティティをからかって、石鹸を食べさせたり、金魚が泳いでいるところに座薬を入れて、そのせいで色が白くなった金魚を見て大笑いしたり、海岸で催された砂の芸術コンテストに出場したりと、とても楽しそうだった。

近くに海岸があって、好きな時に泳ぎに行ける。思いっきりはしゃぐ子供たちだが、現地の子たちが所属しているクラブが浜辺を陣取っている。勝手に遊具で遊んでいると、監視しているおじさんに笛を鳴らされて怒られる。軽い差別を受けていた。砂の芸術コンテストでは、レネは一等賞を取るのだが、クラブの会員ではなかったので無効となる。子供たちは腹いせに、クラブが所有する遊具に火をつけるのだった。

子供たちだけで、夜中に冒険も敢行する。グループのお兄ちゃん的存在のダニエルが、「拷問の館」を見つけたというのだ。子供たちは、「拷問の館」を一目見たくて、ぞろぞろと歩いていく。結局そんな館は見つからず、家に帰って大人たちに怒鳴られる。

長女のフレデリックが、まだ出会ったことのない誰かに向けて、日記につけていくというのが美しかった。結局、姉妹の両親は離婚することになって夏が終わる。




美人姉妹、フレデリックとソフィー。 
ダニエルと良い感じになるのかと思いきや、 
捕虜にされただけだった。 
キャンディーだと騙されて、石鹸を口に入れるティティ。 
お医者さんごっこで、オスになるレネ。 
「拷問の館」を探しに行く。

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