この映画の主役のレオン(Antoine L'Écuyer)は、首を吊ったり、自分にナイフを突き立てたり、飛び降りたりと、見ていてひやひやする少年だった。
あらすじ(自作)
主人公は10歳のレオン。想像力がありすぎるせいなのか、だいぶ変わった少年だった。彼が言うには、死のうとすると目の前に白い光が現れて音楽が流れてくるらしい。彼は自殺未遂をよくに犯す。庭の木を使って首を吊ったときには、母親はヒステリーを起こしむちゃくちゃに斧を木に振り落とした。首についてしまった痕を隠すために、レオンはスカーフを巻いていなければならなくなった。
そんなレオンが原因でもあるのか、両親はいつも喧嘩ばかり。お母さんがお父さんの顔面にグーでパンチをくらわすほど迫力のある大喧嘩。レオンは注意をそらして喧嘩を止めようとベッドの上に火を起こす。レオンはよく中指を突き上げる。近所の女の子に手を振られても、それでお返しする。その女の子がのちにレオンが好きになるリアであった。
アイスクリーム屋のワゴンがやってくると、こっそり侵入しアイスを箱ごと万引きする。そして服の中にアイスの箱を隠したまま、今度は近所の家に侵入し、家の中をめちゃくちゃにする。クローゼットのなかに放尿したり、持ってきたスクリュードライバーで壁をはがしたりする。気付くと盗んできたアイスは溶けてぐちゃぐちゃになってしまっていた。レオンはそれをその家の冷蔵庫の中にしまう。
お母さんは耐えられなくなって、今の生活をすべて投げ出し遠く離れたギリシャに引っ越してしまう。レオンはお母さんが出て行ってしまった日以降、石を並べて日にちを数え始める。
レオンが凧を揚げて遊んでいると、リアが横にやってくる。「一緒にいたいなら、パンツをよこせ」とレオンは言う。リアは言われたとおりにその場でパンツを脱いでレオンに渡す。本気にするとは思ってなかったレオンは、「四つ葉のクローバーも探せ」と命令を付け加える。言われたとおり四つ葉のクローバーを探し始めるリア。彼女もレオンと同じく家庭に問題を抱えた孤独な少女だった。レオンは彼女の首や腕につけられた痣を見つける。
レオンとリアは新しい生活を始めるための計画をともに練り始める。レオンは母親のいるギリシャに行くために資金を調達する必要があり、リアは隣町にいるはずの父親に会いに行きたかったのだ。
資金を得るために他人の家に忍び込んだ2人だったが、どういうわけかリアは部屋に置いてあったバービー人形を目の前にして泣き崩れてしまった。「人形で遊んでる場合じゃないよ」とレオンが指摘すると、「どうやって遊べばいいかが分からないのよ」とリアは答える。結局、2人の計画はレオンの父親に見つかってしまい中断を余儀なくされる。やけくそになったレオンは、全速力で走りだし、高いところに登って父親の前で飛び降り自殺を図る。大けがを負ったものの、後日父親に連れられて近所中に今までの悪戯を謝りに回らされるレオンだった。
それ以降、レオンとリアの関係はぎくしゃくしリアはレオンを避けようになる。レオンは学校を抜け出してその辺でワゴンを駐車させていたおじさんにバービー人形を買ってきてほしいとお願いする。リアにプレゼントするためだった。授業が終わるとリアのところへ行っておじさんに買ってきてもらった人形を渡そうとするが、いらないと一蹴されていままでいろんな人に向けてきたファックサインを今度は自分が向けられてしまう。
リアとの関係もうまくいかず、お母さんも帰ってこないということを知ったレオンは日にちを数えていた石をついにすべて片づけて、ボウリング場に向かった。人生を1度リセットし、やり直すことにしたのだった。レーンの裏に回り込み、1つ残されたピンの後ろに顔を添える。そのピンめがけて投げられたボーリングの玉が勢いよくレオンの頭に迫っていく。
自殺未遂をよく犯す。
ファックサイン。
両親の喧嘩を止めるために、火をつける。
他人の家に忍び込み、のんびりくつろぐ。
お母さんが出て行ってから日にちを数え始める。
脱ぎたてのパンツ。
リアの首の痣。
襲撃する家の様子をうかがう。
「遊び方が分からないのよ」
自分で作った傷。
向けられるファックサイン。
ラスト。
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