2013/07/07

ミフネ (1999)

Mifunes sidste sang (1999) ★★★★

少し前に黒澤明監督の「用心棒」を観た。名前だけは知っていた三船敏郎のことをちゃんと見た。この映画の中に三船敏郎が登場してくるというのでレンタルしてきた。トシロー・ミフネは海外の作品でも取り上げられるような偉大な役者さん。この映画でどのような役どころとして登場してくるかというと、主役のクリステンと知的障害のある兄のルードが、幼い時に「トシロー・ミフネ」ごっこをして遊んでいた、というただそれだけ。2人にとって「ミフネ」は、幼い時からずっと共有している思い出だった。

父親が死んでしまい、クレステンは田舎にある農場に帰省する。父親の死体が置かれているテーブルの下から、ひょっこりと兄のルードが顔を出す。兄弟の再開。

ルードは勝手にクレステンの有り金を宝くじに使い込んでしまう。クリステンはどうしようもなくなり夜中に一人でワインを開けるが、その宝くじが大当たり。ルードのことを世話してくれるメイドを雇うことにする。

やってきたメイドは風俗嬢。「なんというか、もっとふとったおばさんを想像していたよ」と、クレステンはやってきたリーバを見て言う。そのあと、リーバの息子のビアーケも古ぼけた農場にやってきて、4人で生活し始める。

ビアーケは悪がき。おかしなルードをからかう。そうしている間に2人はとても仲良しになる。「スリング・ブレイド」「ジャック」、のような友情。ほのぼのとした良作だった。



悪がきビアーケ。
クリステン。 
ルードとメイドのリーバ。

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