13歳のパパラッチ、オースティンを追ったドキュメンタリー映画。深夜の3時でもパパラッチ仲間からセレブたちの出現情報を聞きつければ、大きなカメラを抱えて全速力。何かに夢中になっている少年は見ていて楽しい。「ハリウッドをスケボーで滑る彼の姿はスピルバーグ映画そのもの」という言葉があったが、オースティンを見ていて受けるイメージはまさにそんな感じ。
オースティンを追いながら、現代の若者の抱える問題に迫った映画でもあった。納得させられることが多く、危機感を覚えた。今のうちに何度か見直して良く考えてみたい。オースティンは自分がテーマのこの映画を50回見たらしい。
中学生を対象にしたアンケートの話も興味深かった。「将来何になりたいか」という問いに、大企業の代表取締役、大学の総長など、かなり良い選択肢がある中で、一番多かったのは42%もの生徒が選んだ「セレブの助手」だったらしい。そういえば自分が幼稚園児ぐらいのころ、将来何になりたいかとよく聞かれた。適当にパン屋さんと答えていたが、想像もつかず、本当になりたいとは思っていなかった。そんな感じかもしれない。今もそうだが。
最終的に、話はオースティンにパパラッチをやめさせようという流れになる。たしかにイメージの悪い仕事ではあるが、需要はあるし、本人さえよければそのまま精一杯続けていけば良いのではないかと思った。
オースティンはテレビで取り上げられ、女の子の間でも人気者になるのだが「可愛いわね」と言われると、照れた感じで「テンキュー」と答えるところが可愛かった。
オースティン。
フードが似合う。
酔っ払いや、ヤク中に絡まれることもあるので、催涙スプレーを携帯。
片手で。手馴れている。
首だけ出ていて可愛い。
自分が連写される気持ち。
日本人では似合わない色合い、サングラス。
寝坊助。布団をめくられる。
パパラッチについて語る。
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