2013/01/07

駆ける少年 (1990)

Davandeh (1990) ★★★★★

イランの巨匠アミール・ナデリ監督の自伝的物語。幼少期を過ごしたイランでの日常を描いている。アミル少年(Majid Niroumand)がとにかく走り回っていた。走らずにはいられなかったのだと思う。飲み水を1レアルで売っていると代金を払わずに飲み逃げしてしまったおじさんがいた。おじさんは自転車に乗っていたけどアミルは走ってとことん彼を追いかけた。追い詰めてお金をもらうと、多めにもらったのか、飲み逃げしたような相手に向けられる笑顔とは思えないぐらいの満面の笑みを浮かべていた。氷を盗まれたときも相手をとことん追いかけて奪い返すが、その後も走り続けているうちに氷は溶けて小さくなっていって、結局最後には投げ捨てる。走ることが出来ればそれでよかったのかな。ただ、劇場で見た生アミール・ナデリ監督のおなかはぽっちゃりしていた。他に印象に残っているシーンは、港を出航する船に向かって「僕もつれてってくれ!」と大声で叫ぶシーン。魂の叫びのように聞こえた。あとラストの火が燃えたぎる荒野での駆けっこ。スローモーションになった瞬間は鳥肌ものだった。あとはどうでもいいけど、ひよこを部屋で飼っていたこと。そういえばひよこって小さいし可愛いのにペットとして飼っているという話は全く聞かない。ニワトリになるのが面倒だからかな。

この映画を見終わって、自分ももっと必死になって生きなきゃいけないなと思った。環境が恵まれすぎていているせいか張り合いがない気がする。景気悪くてやりたいことが簡単には出来ないし中国にGDPも抜かれる。それでいて今の生活に何ら不便を感じないので何に期待して生きていけばいいかわからない。

最後は愚痴になった。


主役のアミル。

とにかく駆けっこ。

「列車に追いついてやる」と言ってほんとに追いつく。

海で空き瓶取り競争をしていると、鮫がやってくる。

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