昨日見た「1900年」もとんでもない変態映画だ!というような評判だったけど、この「ブリキの太鼓」に比べたら全然普通。それぐらいこの映画は衝撃だった。主役の子の目力がすごかった。わざと目を見開くように言われていたのかそれとも元からあんな目をしているのか、とにかく狂気じみた感じだった。大人になるのが嫌だと言って自分の成長を止めることができるし、奇声を発してガラスを割ることもできる。タイトルにもなっているブリキの太鼓をなぜかずっと抱えていて、所構わずぼんぼん叩く。この少年何をするかわからない。そんなことさせて大丈夫なのか?と思うシーンかいくつかあった。成長を止めたので全編通してずっと3歳。演じているダービッド・ベネントは当時それより少し大きいぐらいだと思うけど、そんな小さい子が裸の女性の股間に顔をうずめたりしていた。所々にグロテスクなシーンもあった。海から引き揚げられた死んだ獣の口や耳などからウナギが何匹も出てきたり、オスカル(主役の少年)の母親の気が狂ってイワシやニシンなどの魚をひたすらくちゃくちゃ食べたりするシーンとか。ナチスの赤と黒の卍の旗が画面いっぱいに掲げられていたのも不気味な感じだった。意味の分からない映画だった。オスカルはなぜ成長しなかったのだろう。
着ている制服がお洒落。
何を考えてるのか全く分からない子供。
ずっと3歳。
葬式でもブリキの太鼓。
教室でもブリキの太鼓。
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