英題 “Venice”(ベニス)。以前にIMDbの"The ultimate coming of age movie list"に載っている "10 1/2 " について書いたが、この "Wenecja"もそのリストの10番目に載っている。
アンティーク調の映像がきれいだった。哀愁的な音楽もそれにマッチしている。タルコフスキー監督の作品に通じるものがあって、水を張って作りあげた架空の町「ベニス」を舞台に少年がバイオリンを演奏するシーンは完全に「ローラーとバイオリン」を思い出させた。
第二次世界大戦中のポーランド。11歳のマレク (Marcin Walewski) は田舎にある叔母の屋敷に疎開させられる。男たちは招集されてしまい、残された女性たちとその他の子供たちは空襲に怯えながらもとても立派な屋敷で生活している。マレクにとって一番の関心ごとはベニスだった。美しいはずのその都市に行けば状況が変わるはずだった。戦争は一人一人に大きな傷を残していった。
疎開先の田舎で出会う親戚の女の子。
女の子のほうが積極的。マレクはまだ子供。
目の前に広がる地下の「ベニス」。
タルコフスキーにならう水の美しさ。
「ローラーとバイオリン」と違い、こっちは演奏が上手い。
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