2012/12/09

少年は残酷な弓を射る (2011)

We Need to Talk About Kevin (2011) ★

これについてはずっと日本の映画だと思ってた。パッケージの人物も見た目は日本人だし、邦題もいかにもつまらない日本の映画って感じ。邦画は基本見ないのでこの映画を見る機会は今までなかったが、そうではないことに気付いて見てみることにした。でもそのまま見ないでおいてもよかったかもしれない。アートな感じを押し出しているような映画だったけど、それが鼻についた。こっちは何が起こっているのか気になっているのに下手すれば自己満足になりかねない場面ばかりがちらちらと映されるのでとてももどかしかった。一度面白くないと思ってしまうとその後の展開を素直に楽しめなくなってしまうように思う。この映画の場合もそのパターンに陥ってしまったかもしれない。ラストになってやっと何が起こったのかはっきりと分かるけれど、結局それはおまけみたいなもので、面白かったのはそれに至るまでの悪魔のような少年と母親のやりとりだった。うんちをしたおむつを替えてもらった直後に、わざとまたうんちをするような子供だった。


赤ちゃんの時から親をにらみつける。

さっきの赤ちゃんが本当に成長したように思えるほど似ている。

おむつを履いた悪魔。

完成した悪魔の笑み。


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