マリオン・コティヤール主演。余計な演出を極力排除している。事故で両足を失ったステファニーと、路上ファイトなどで賭金を得る粗暴なアリ。そして息子のサム(Armand Verdure)。その3人を中心に淡々と話は進んでいく。ワインを飲みながらのんびりと観ていたが、それが良い感じだった。過激なシーンになるであろう、両足を失う事故であったり、殴り合いの場面でさえも、かなり静かに抑えてあった。
アリを演じたのはマティアス・スーナーツ。まずは彼の筋肉が凄かった。相手の顔面を素手で殴りつけるときの、びちぃ!という音。ヌードシーンもあって、サムではない方の彼の息子が一瞬映る。
息子のサムを演じたアルマン君については、セリフも単語レベルで役を演じるという感じではなかったが、その存在は父親アリの背負う責任を痛々しく伝えている。
そしてステファニー。両足を失ってもたくましく生きていく彼女の姿には励まされた。なにより会場で生マリオン・コティヤールを目撃できた。
ちょっと落ち込み気味の時にこの映画を観れば、勇気づけられてプラスに働くと思った。
サム(Armand Verdure)
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